- 電脳せどりについてはなんとなくわかったけど、なにから始めればいいかわからない…。
- そもそも始めるためには、なにが必要なんだろう…。
- 電脳せどりに必要な準備や始め方について教えて欲しい。
こんにちは!やっさん(@yassan_shinsyu)です。
本記事ではこんな悩みをお持ちで
「これから電脳せどりを始めてみよう」という初心者の方に向けて
「電脳せどりを始めるために必要な準備」について徹底解説します。
僕もそうなんですが、なにか新しいことを始めるときが一番エネルギーが必要で
そこで躓くと心が折れて「やっぱりやーめた」となってしまいがちです。
なかなかスピードも上がらない・・・。
そうなってしまうのは非常にもったいないので
スムーズに「電脳せどりに集中できる環境」が整うよう
丁寧に解説していきたいと思います。
ぜひ参考にしていただけると、うれしいです。
Contents
電脳せどり初心者の準備物その1【作業環境編】
まずは電脳せどりに必須となる作業環境を構築していきましょう。
必要なものは下記の4点。
- パソコン
- スマートフォン
- マウス
- デュアルモニター
1.パソコン
パソコンは電脳せどりには必要不可欠なアイテムです。
もちろん、あわせてインターネットに接続できる環境も必要です。
かならずしも高スペックなパソコンである必要はなく
インターネットやエクセルが快適に使えるレベルであればOKです。
とはいえ、これから長く付き合っていく相棒になるわけなので
自分が気に入ったものを準備するようにしましょう。
WindowsでもMacでも良いですが、おすすめはWindowsです。
僕自身が使い慣れているというのもありますが
将来的にせどり系のツールを使いたいときに
Windows向けに開発されたものが多い印象です。
ノートPCかデスクトップかについては、お好みのものでOKです。
僕の場合は、電脳せどりのメリットを最大限に活かせるようノートPCを使用しています。
ノートPCであればカフェでも温泉宿でも
気が向いたときにサッと作業することがでるのでおススメです。
2.スマートフォン
スマートフォンがなくても、パソコンだけで稼ぐことは可能です。
ただ、スマートフォンがあればより効率的に稼げることは間違いありません。
特にメルカリを使った仕入れにはかなり効果を発揮しますので
ぜひ1台は準備しておきましょう。
とはいえ、すでにスマートフォンをお持ちの方であれば
それを使えばOKです。
スマートフォンに関しても、iPhoneでもAndroidでもどちらでもOKですので
使いやすいものを準備しましょう。
3.マウス
普段あまり意識しないかもしれませんが
「電脳せどり」においてマウスはとても重要です。
理由は作業効率にダイレクトに影響するから。
作業内容によっては、1.5倍~2倍くらい作業効率が変わるかもしれません。
少しお値段は高めですが、多機能マウスがおすすめです。
僕が実際に使っているのはコチラです。
少しお高いですが、ワイヤレスですし反応もいいので
とても気に入っています。
具体的な設定方法については別の記事でご紹介します。
4.デュアルモニター
デュアルモニターも作業効率を考えると必須のアイテムです。
電脳せどりの作業では、複数のページを開いたり
異なるソフトを立ち上げて見比べるといった作業が多くなります。
そんなときに、いちいち画面を切り替えなくてはいけないようだと
とても作業効率が悪くなります。
また、詳細は別途ご紹介しますが、仕入のリサーチの際にも
複数画面を立ち上げてリサーチしますので
デュアルモニターは準備しておきましょう。
僕が実際に使っているモニターはこちらになります。
スペースに余裕があれば
27インチくらいが画面が大きく見やすいのでオススメです。
電脳せどり初心者の準備物その2【アカウント編】
僕のおススメする電脳せどりは
- ヤフオク、メルカリ仕入
- Amazon販売
という流れになります。
なので、準備するアカウントは次の3つです。
- ヤフオクアカウント
- メルカリアカウント
- Amazon出品アカウント
1.ヤフオクカウント
ヤフオクアカウントは
商品の仕入と販売の両方で使用します。
ヤフオクで仕入(入札、落札)をするためには「Yahoo! JAPAN ID」が必要です。
こちらは無料で登録可能です。
一方でヤフオクで販売(出品)をするためには
上記の「Yahoo! JAPAN ID」のほかに
「Yahoo!プレミアム」と「Yahoo!ウォレット」の登録が必要です。
Yahoo!プレミアム会員費として月額498円(税込)が必要ですが
販路として重要になりますので必要経費として登録しておきましょう。
2.メルカリアカウント
メルカリアカウントは商品を仕入れるために使用します。
メルカリの会員登録は無料でできますので
「メルカリ公式ページ」から登録しましょう。
また、メルカリはパソコンでも利用できますので
パソコンのブックマークにも保存しておきましょう。
3.Amazon出品アカウント
普段のお買い物をするために
すでにAmazonアカウントを持っている方は多いと思います。
電脳せどりではAmazonを販売先として利用しますので
「Amazon出品アカウント」という
出品用のアカウントを別途取得する必要があります。
Amazon出品アカウントには以下の2種類があります。
- 大口出品
- 小口出品
おススメは「①大口出品」です。
理由は以下のとおり。
- 大口でのみ出品可能なカテゴリがある
- 便利な一括登録機能やデータ分析機能が利用できる
- 売上向上のサービスが利用できる
- 小口出品から大口出品への切り替えが停止する可能性がる
他のには、「①大口出品」は月間登録料(月額固定費)が4,900円かかりますが
「②小口出品」は月間登録料のかわりに、1注文ごとに100円が基本成約料としてかかります。
つまり、月間50点以上販売する場合は「②小口出品」を選択するメリットはありません。
出典:amazon出品サービス
これからしっかり電脳せどりに取り組もうという方は
コチラから「①大口出品」で出品アカウントを登録しましょう。
電脳せどり初心者の準備物その3【ツール編】
「電脳せどり初心者の準備物その1【作業環境編】」で作業環境が整ったら
実際の作業で使用するツールを準備しましょう。
ここでは基本ツールをご紹介します。
グーグルクロームの拡張機能についてはこちらで詳しく解説しています。
電脳せどりで使用する基本ツールは次の3つ。
- モノレート
- FBA料金シミュレーター
- オークファン
1.モノレート
モノレートは電脳せどりを実践するにあたり必要不可欠なサイトです。
モノレートはAmazonの過去販売実績を分かりやすくグラフ化・表化してくれているサイトで
- いつ売れたか
- いくらで売れたか
- どのくらいの期間で売れたか
というような情報を分析することができます。
これらの情報をきちんと分析することで売れる商品だけを仕入れることができます。
電脳せどりでは「このツールをいかに使いこなすかがすべて」と言っても過言ではありません。
2.FBA料金シミュレーター
FBA料金シミュレーターはAmazonが提供する利益計算サイトです。
上述のモノレートで適切な販売価格が分析できれば
その販売価格から逆算して購入(仕入)価格を算出する必要があります。
購入価格を算出する際、こちらのサイトを使うことで
自動的にAmazonの販売手数料が加味され
より正確な購入価格を算出することができます。
Amazonの販売手数料はカテゴリごとにも変わってくるため
慣れるまではこちらのサイトで利益計算をしてから
商品を購入するようにしましょう。
3.オークファン
オークファンはヤフオクで仕入や販売するときに非常に役に立つサイトです。
いくつかの便利機能が用意されていますが、主に使用する機能は
ヤフオク仕入の際に利用する「入札予約」です。
- オークション終了時間に予定がある
- 入札しようと思っていたのに忘れてしまっていた
というときに使える便利機能です。
実はこれだけではなく、「落札率を上げることができる」という最大のメリットもあります。
無料版だと入札予約の回数制限があるため
メリットを考えると有料版を登録することをおススメします。
- Yahoo!プレミアム会員登録 ➡ 月額462円(税抜)
- オークファンのプレミアム会員登録 ➡ 月額980円(税込)
これで「落札率があがる➡利益があがる」わけでして
ツールへの投資以上のリターンを得られることができるため
必要経費ととらえればよいと思います。
電脳せどり初心者の準備物その4【納品道具編】
電脳せどりでは、仕入れた商品は自宅で受け取ったあと
FBAと呼ばれるAmazon専用倉庫に送ることになります。
FBAで商品を受け取ってもらうためには
きちんとFBAのルールに則って納品する必要がありますので
そのために必要な道具を前もって揃えておきましょう。
この納品作業については、最終的に「外注化」することをおススメしています。なので、「外注化するためにまずは自分で経験してみる」というスタンスでOKです。
慣れてしまえば、早め外注化していきましょう。
納品作業に必要な道具は次のとおり。
- プリンター
- ラベルシール
- A4コピー紙
- 段ボール
- エアキャップ
- 緩衝材
- テープ
- クリアパック(OPP袋)
- その他備品
1.プリンター
安いプリンターで十分です。
後述する商品ラベルや配送ラベルを印刷するための必須アイテムです。
僕は2016年に電脳せどりを開始したときから
こちらの「PIXUS iP2700」というプリンターを愛用しています。
最近はめっきり使う機会が減ってしまいましたが
一度も故障することなく頑張ってくれていますので
耐久性も問題ないです。
ちなみに余談ですが
「13,900円って、全然安くないやん!」と思われるかもしれません。
実は僕が購入した2016年当時は新品で「2635円」でした。
こちらのプリンター、2018年に生産終了し価格が一気に高騰したようです。
安価モデルとして売り出されたにもかかわらず5倍以上の値がついています。
こんな身近なところにも、せどりの対象商品があるっておもしろいですね。
2.ラベルシール
商品をFBAに納品するためには「商品ラベル」を商品にはりつける必要があります。
その「商品ラベル」を作成するためにラベルシールが必要です。
ラベルシールは上の画像の24面のラベルシールがおススメです。
3.A4コピー紙
コピー用紙は、サイズがA4であればなんでもOKです。
主な用途はFBA納品時の配送ラベルです。
ほかにも納品書や請求書などいろいろな用途に使えますので
プリンターと一緒に購入しておきましょう。
4.ダンボール
ダンボールは、もちろん商品の梱包に必要です。
ただし、仕入れた商品が送られてきたときのダンボールがそのまま使えるのであれば
わざわざ新しいダンボールを用意する必要はありません。
近くのスーパーやドラッグストアで無料で手に入れることもできますので
購入する前にそちらも検討してみましょう。
ちなみに僕の場合は
- 仕入れた商品のダンボール
- 近くのドラッグストアでもらったダンボール
- Amazon購入時(個人的)のダンボール
- 販売後に返品されたときのダンボール
を使っていましたのでコストはほぼ0でした(笑)
5.エアキャップ
エアキャップとは、いわゆる「プチプチ」ですね。
中古家電、とくに中型~大型商品を扱う場合に
商品が破損しないよう梱包するために必要です。
幅や長さによって金額に幅がありますので
扱う商品ジャンルにあったサイズのものを選べばOKです。
6.緩衝材
緩衝材は、商品をダンボールに入れる際に
商品が破損しないよう敷き詰めるために使用します。
商品をFBA納品する場合は、緩衝材についてもAmazonの規定がありますので
そちらをしっかり順守する必要があります。
一番手っ取り早いのは、定番ですが新聞紙をまるめて使うのがおススメです。
こちらであればFBA納品にも問題ありません。
7.テープ
テープは、商品をプチプチでくるむときや、ダンボールに封をするときに使用します。
よく見る茶色のガムテープではなく透明のテープがおススメです。
見栄えがきれいですし、粘着力も上だと思います。
梱包方法によっては直接お客様に届く可能性があるため見栄えもとても重要です。
最初はカッター付きのテープを購入しておくと
効率よく作業ができるのでおススメです。
8.クリアパック(OPP袋)
クリアパックは、小型商品や大型商品の付属品などを入れるのに使用します。
僕の場合は、取扱説明書や説明用DVDなどをなるべく綺麗な状態で
付属するために使用していました。
サイズがいろいろとありますので
扱う商品に合わせて数種類用意しておくと良いでしょう。
9.その他備品
上でご紹介したもの以外にも、扱う商品にあわせて必要に応じて準備しておきましょう。
ご参考に、僕が実際に使ったことがあるものを列挙しておきます。
- はさみ
- カッター
- ストレッチフィルム
- マスキングテープ
- テープ剥がしカッター
- ドライヤー
電脳せどり初心者の準備物その5【番外編】
【番外編】というタイトルにさせていただきましたが
「これから電脳せどりをしっかりと実践してみよう」
という方には必須のアイテムばかりです。
開始前に準備をしていないと
手遅れ(もしくはリカバリーに相当な労力が必要)になるものも含まれますので
ぜひ一度は目を通していただくことをおススメします。
1.軍資金
まずは以下の2つの手段を使って、電脳せどりに必要な軍資金を調達しましょう。
- 不用品販売
- 自己アフィリエイト
とくに「①不用品販売」では
電脳せどりにも必要な「売れる感覚」を身につけることができるため
初心者の方にはとてもおススメです。
また不良在庫を捌く場合にも、基本的には同じ方法が使えるので
練習のためにも一度は経験しておくと良いと思います。
「②自己アフィリエイト」については
長期で使える方法ではないですが、短期的にサクッと軍資金を調達するには良い方法です。
この2つの方法については、別途詳細を記事にして共有させていただきますね。
ちなみに、「資金がなくてもせどりはできる!」という謳い文句をいろんなところで見かけます。
たしかに、後述するクレジットカードをうまく活用できれば理論的には可能です。
ただし、電脳せどりも立派なビジネス。
ビジネスには失敗はつきものですので
本当に資金0で始めるのはリスクがあり過ぎます。
リスク管理もビジネスの一環ですし、軍資金は多ければ多いほど良いので
ぜひ上の2つを実践してみましょう。
2.銀行口座
銀行口座は、すでに1つはプライベートでもっていると思います。
ただし、今後電脳せどりを本格的に取り組むのであれば
プライベートとは別にビジネス用の銀行口座を開設しておきましょう。
プライベートとビジネスで口座を分けることにより
電脳せどりで発生した収益や資金を正確に管理することができます。
逆に言うと、「利益が大きくなってからでいいや」と後回しにしてしまうと
気づいたときにはお金の流れが把握できなくなってしまい
あとから整理する労力は膨大なものになると思います。
後回しにはせずに、開始前に作ってしまいましょう。
3.クレジットカード
クレジットカードも銀行口座同様、ビジネス用のカードを準備しておきましょう。
お金の流れをプライベートと分けて正確に管理することと
クレジットカードの枠を活用することにより、大きく利益を伸ばすことができます。
ただし、クレジットカードの使い方を理解せずにはじめてしまうと
支払いが間に合わなかったりと、資金繰りに苦労することになりますので
必ずクレジットカードについてもきちんと理解するようにしましょう。
4.会計ソフト
会計ソフトもあらかじめ導入しておくのがおススメです。
一番大きな理由は、毎年3月にやってくる確定申告対策です。
副業であっても、年間(1月1日から12月31日まで)に20万円以上
利益を出していれば確定申告が必要です。
つまり、コンスタントに月2万円を稼ぐ人であれば
確定申告が必要ということになります。
日頃から会計ソフトを使ってきちんと記録をとっていれば
- 日々のビジネスの管理もしっかりできる
- 確定申告の際に書類準備でバタバタと慌てなくても良い
というメリットがあります。
中には「めんどくさいから確定申告をしない」という方もいるようですが
後になってバレたときのリスクの方が大きいので
しっかりと確定申告はしておきましょう。
ちなみに僕の場合はfreeeという会計ソフトを使っています。
会計や簿記の知識があまりない人でも直観的に使えるような設計ですのでおススメです。
5.古物商
電脳せどりで、とくに中古品を扱うのであれば
「古物商(許可証)」を取得しておくことをおススメします。
古物商とは「古物」を扱う際に必要となる証明書のようなものです。
「古物」とは「古物営業法 第2条」で次のように定義されています。
この法律において「古物」とは、一度使用された物品(中略)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。
古物営業法 第2条
少し分かりづらいのですが
要は、新古品や中古品も含め、一度人の手に渡った商品は「古物」とみなされ
これらを扱う場合には「古物商」と呼ばれる許可証が必要になります。
ヤフオクやメルカリなどから仕入れた商品は
ほとんどがこの「古物」に該当すると思います。
Amazon販売を行う上で現時点では必須ではないですが
今後規約の変更などで「古物商」がなくては販売できなくなる可能性もあります。
現時点では、古物商は簡単に取得できますので
できるだけ早い段階で取得しておくことをおススメします。
まとめ
本記事では、「これから電脳せどりを始めてみよう」という初心者の方に向けて
「電脳せどりを始めるために必要な準備」について徹底解説しました。
まずは第一歩を踏み出すことが非常に重要ですので
この記事を参考にしながら準備を進めていただければと思います。
電脳せどりの準備について何かご不明点があれば
お気軽にお問合せフォームよりご質問ください。
この記事がご参考になればうれしいです。
それでは、また!